沖縄の看護師の給料ってイメージつかない!憧れの観光地は低収入?!
沖縄の看護師の給料が今回のテーマです。
あなたは沖縄で働く看護師の給料と聞くと、どのようなイメージが浮かびますか?
イメージつかない…。
という方も多いかもしれませんね。
確かに沖縄は、観光地としては大人気で有名な県です。
ただ看護師の給料となると、わからないことが多いですよね。
それでも沖縄への憧れから、移住して看護師として働いてみたい!と現在検討中の方もいるでしょう。
また、夫が自衛隊で沖縄に配属になったなど、転勤により移住することになったという方もいるかもしれませんね。
他にも、現在沖縄の看護師として働いている方で、全国との違いを知らないという方は、案外多いという現状があります。
そこで!
『沖縄の看護師の給料』に焦点を当て、全国平均との比較や給料を上げる方法についてご紹介します!
沖縄の看護師の給料や手当の傾向が知りたい!
沖縄の看護師の給料や手当には、どのような傾向があるのでしょうか?
沖縄の看護師の給料はどうやって決まるの?
給料は、職場の就業規則・給与規程・給与表などによって決まります。
つまり、給料の決め方は全国共通ということです。
基本給は大きく分けて、2つの基準の組み合わせによって決まります。
属人給
- 勤続年数
- 学歴
- 年齢
これらを考慮して算出されるため、年齢や経験年数とともに、給料は上がります。
個人の能力は関係ありません。
仕事給
- 職能給
- 業績給
- 役割級
役割や仕事の仕方によって給料が変動し、役割が変わることで給与額も変わります。
人材育成を重視した考え方と言えますね。
給料の決め方は全国共通でも、例えば東京で働く看護師と沖縄で働く看護師では、給料相場は違いますよね。
それは、沖縄の特色が反映されるから!
ここで沖縄県全体の平均年収をご紹介します。
平成28年の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、沖縄県の平均年収は349.8万円で全国ワースト1位!
一方で、平均年収がトップの東京は605.9万円で、約250万円の差があります。
全国の平均年収は約420万円ですから、いかに沖縄の平均年収が低いかがわかりますよね。
ではなぜこんなに年収が低いのか?
気になるところです。
沖縄の平均年収が低い理由の一つに、沖縄が『島国』ということが挙げられます。
島国であるが故に、何かを県内で作るにしても、原料を取り寄せたり、商品を県外に送り出すには物流コストがかかってしまいますよね。
そのため、製造業が発展しづらい環境です。
県内でお金を生み出すことができにくいということは、お金が回らないということです。
そのため、必然的に沖縄の平均年収は低くなってしまうんです。
つまり、沖縄の特色が反映されることで、沖縄で働く看護師の平均年収も低くなってしまうということになります。
沖縄の看護師の給料相場は?
正社員雇用の場合
沖縄の正社員雇用の看護師の給料相場を、全国平均と比較してみましょう。
| 全国 | 沖縄 | 差額 |
年収(男女計) | 478万2700円 | 428万2000円 | -50万700円 |
年収(男) | 489万4200円 | 468万7000円 | -20万7200円 |
年収(女) | 477万800円 | 419万3000円 | -57万7800円 |
月額給与(男女計) | 33万1900円 | 29万4000円 | -37900円 |
月額給与(男) | 33万9400円 | 32万4000円 | -15400円 |
月額給与(女) | 33万1100円 | 28万7000円 | -44100円 |
賞与(男女計) | 79万9900円 | 75万6000円 | -43900円 |
賞与(男) | 82万1400円 | 79万4000円 | -27400円 |
賞与(女) | 79万7600円 | 74万8000円 | -49600円 |
賃金構造基本統計調査より看護師の都道府県別年収データより
この表からもわかるように、全ての差額がマイナスです。
年間にして50万円の差があると、「同じ看護師なのに!」と不満が出てしまいそうですよね。
沖縄では、女性看護師よりも男性看護師の給料の方が高い傾向にあるようです。
沖縄は全国でも有名な長寿の県です。
後期高齢者の医療費も全国平均より上回っていますし、病院を利用する高齢者が多いことが予測されます。
力仕事が求められる場面も多いため、男性看護師の需要が高いと言えるでしょう。
パート雇用の場合
沖縄のパート雇用の看護師の時給相場をご紹介しましょう。
看護師転職サイト大手の『ナース人材バンク』によると、沖縄のパート雇用の看護師の平均時給は、1176円です。
一方で全国の平均時給は、1492円。
やはり全国平均と比較すると低いことがわかります。
沖縄看護師の給料相場の傾向
全国平均と比較しても、沖縄で働く看護師の平均年収は低い傾向にあることがわかりました。
ただ一つ思い出してほしいことがあります!
先ほどご紹介した、沖縄全体の平均年収です。
沖縄県の平均年収は349.8万円と比較すると、沖縄で働く看護師の平均年収は+78.4万円。
つまり、同じ沖縄で働いていても、看護師の給料はかなり高い水準にあるということがわかりますね!
これで沖縄の物価が安ければ、沖縄で働く看護師はかなり優遇された環境で生活していると言えそうです。
ここで気になるのが、沖縄の物価。
あなたは沖縄の物価にどのようなイメージをお持ちですか?
なんとなく安そう!
という印象をお持ちの方もいるかもしれません。
確かに家賃の相場は安く、市場も盛んなため、安価で手に入るものも存在します。
しかし、先ほどもご紹介したように沖縄は物流コストのかかる島国です。
物価自体は特別安いというわけではありません。
ですから、いくら沖縄全体の平均年収より高いといっても、特別優遇された環境で働けるというわけではないということですね。
沖縄の看護師として働きたい場合は…
- 沖縄よりも給料が、低い県or高い県から来るのか?
- 今住んでいる地域の物価は、安いor高いのか?
相対的なことを考えて決断する必要があるということです!
沖縄の看護師の手当で注目すべきポイントとは?
通勤手当
沖縄はモノレールやバスなどの公共交通機関はあるものの、生活するうえで車は必須です。
離島であれば、なお必要になります。
そのため、通勤手当がいくら支給されるのか確認しておくと良いでしょう。
上限を設けている場合もありますので、交通費で損をしないようにチェックしてくださいね!
実際の求人例をご紹介します。
※通勤手当(実費支給 上限あり 月額24500円)
家族手当
実は沖縄は出生率が全国で1位!
2017年の県人口動態統計によると、44年連続でトップなんです。
子供が多いということは、家族手当の支給が重要になってきますよね。
沖縄では子供の人数に応じて、減額方式で支給してるケースが多いようです。
実際の求人例をご紹介します。
※家族手当(扶養手当:配偶者10000円・2人まで:3000円・3人から:1000円)
沖縄の看護師が給料を上げるにはどうしたらイイの?
沖縄の看護師は、沖縄全体と比較すると高い給料を貰っているものの、全国平均と比較すると低い水準にあることがわかりました。
物価もそれほど安くなく、出生率も1位の沖縄。
もっと給料が欲しい!
と望むのは当然の欲求ですよね。
沖縄の看護師で給料の高い人には、どのような傾向があるのでしょうか?
また、沖縄の看護師が給料を上げるには、どのような方法があるのでしょうか?
ご紹介しましょう!
沖縄の看護師で給料の高い人の傾向
- 規模の大きな病院で働いている
- 認定看護師や専門看護師の資格を持っている
- 離島で働いている
沖縄の看護師で給料の高い人は、このような傾向があります。
つまり、沖縄の看護師が給料を上げるためには、これらの項目を満たす条件で働けば良いということですね!
沖縄の看護師が給料を上げる方法
規模の大きな病院で働く
沖縄で働く看護師の平均年収は、給料の高い離島看護師も含まれているため、全体的に若干引き上げられています。
ただ、沖縄でも規模が大きく、高度な医療を提供している病院は、比較的給料が高く安定している傾向にあります。
- 琉球大学医学部附属病院
- 沖縄県立中部病院
- 沖縄県立南部医療センターこども医療センター
- 地方独立行政法人 那覇市立病院
上記の病院は、400床超えで規模が大きく、高度な医療を提供している病院です。
もちろん教育体制も整っており、スキルアップを図ることもできますし、比較的給料も高く安定しているとなれば、ぜひ働いてみるべき病院と言えるでしょう。
資格を取得する
高齢者の多い沖縄で、認定看護師や専門看護師の資格の需要は高まっています。
病院によっては、資格を持っていることで、手当がつく場合があります。
全国的にみても…
- 認定看護師:30%
- 専門看護師:20%
の病院が手当を支給しています。
これは沖縄でも同様です。
離島で働いている
ご存知のとおり、沖縄は本島の他に離島も多く存在する県です。
離島でも診療所が点在しており、看護師の需要は高まる一方です。
そのため…
- 寮完備
- 赴任費用負担
- 年収500万超え
など、離島で働く看護師を優遇する条件を提唱している病院や診療所・施設も少なくありません。
離島応援ナースとして、期間限定募集をしているケースもありますので、「沖縄大好き!」という看護師は注目ですね!
沖縄の看護師として働きたい方は、転職コンサルタントを利用しよう!
沖縄の看護師は全国的に見ても給料は低め、物価もそれほど安くないとなると、一見魅力がないようですが、観光地としては最高ですよね!
一度は旅行で訪れたことがあるという方も多いでしょう。
人気の旅行先ランキングでもトップ!
つまり、沖縄に憧れている人は多いということです。
給料面や物価を抜きにしても、沖縄で看護師として働いてみたいと思う人がいるのも納得です。
夫の転勤で沖縄に移住することになった看護師も、心のどこかで「ラッキー!」と思っている方も多いかもしれません。
ただ隣の市町村に引っ越すのとはわけが違いますよね。
県外から来る人にとっては、未知の世界!
もちろん転職先を探すのも一苦労でしょう。
「沖縄で転職活動なんて、想像もつかない…。」
という看護師も多いでしょう。
そんな沖縄への転職に不安を抱えるあなたには、転職コンサルタントがオススメです。
看護師転職サイトに登録すると、担当の転職コンサルタントを利用することができます。
転職コンサルタントは、沖縄で看護師として働くための様々な職場情報を持っていますから、転職活動もスムーズに行うことができるでしょう。
ただ、看護師転職サイトといっても、どのサイトでもOK!というわけではありません。
沖縄の看護師求人を網羅していない転職サイトも多いんです…。
下記にオススメの転職サイトを掲載していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
沖縄が観光地として人気が高いのは、それだけ魅力的な部分が多いからです。
青くキレイな海や空、美味しい食べ物や人の温かさから、多くの刺激を受けることができるでしょう。
沖縄の看護師として働いた経験は、あなたの人生を豊かにするかけがえのない経験になるかもしれませんね!
結論
沖縄の看護師として働きたい場合は…
- 沖縄よりも給料が、低い県or高い県から来るのか?
- 今住んでいる地域の物価は、安いor高いのか?
相対的なことを考えて、ぜひ働きたいなら転職すべし!
オススメの記事
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執筆者情報
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