看護師の働き方は選べる!悩み解決には一歩踏み出す勇気が必要!
看護師の働き方についてが、今回のお話です。
仕事を続ける上で、誰しも悩みを抱えているでしょう。
もちろん看護師も例外ではありませんよね。
看護師が抱く悩みには、どのようなものがあるのか気になりませんか?
そしてその悩みを解決することはできるのか…。
実は、看護師の働き方次第で、その悩みを解決できる可能性があるんです!
そこで!
『看護師の働き方』に焦点を当て、具体的な悩みやそれを解決できる働き方をご紹介します。
看護師の働き方で、ネガティブな悩みも解決!
看護師の働き方を考える上で、自分が今どのような悩みを抱えているのかを分析することは大切です。
その悩みを解決できる働き方こそが、あなたにとって働きやすい職場ということ!
看護師が抱く悩みは、大きく分けて2種類存在します。
- ネガティブな悩み
- ポジティブな悩み
まずご紹介するのは、『看護師のネガティブな悩み』と、それを解決する働き方です!
夜勤が辛い
看護師といえばシフト制の勤務の場合が多く、誰もが一度は夜勤を経験したことがあるのではないでしょうか。
2交替制や3交替制のシフトは、睡眠時間や食事時間がバラバラで生活リズムを整えるのが大変ですよね。
中には、体調を崩してしまうという看護師もいるでしょう。
また、夜勤は看護師の人数が減るため、一人が受け持つ患者数も多く、責任やプレッシャーも重くなります。
そういった環境に、「夜勤が辛い…。」という悩みを抱えてしまう看護師は多いです。
悩みを解決する働き方
勤務形態を変えて働く
2交替→3交替・3交替→2交替と、勤務形態を変えて働いてみるのも一つの手段です。
2交替制の場合、勤務時間が長く、責任やプレッシャーを感じる時間は長くなりますが、夜勤の翌日は休日になるため、実質2連休のような形になります。
休息を取り、体調を整えるには向いている勤務形態です。
3交代制の場合は、連休を取るには不向きな勤務形態ですが、勤務時間が短いため、責任やプレッシャーを感じる時間も短縮されます。
もしかしたら勤務形態を変えてみることで、自分に適した働き方ができ、夜勤が辛いという悩みが解消するかもしれませんよ!
日勤のみで働く
思い切って夜勤をやめ、日勤のみの仕事をしてみるのも一つの手段です。
生活リズムは整いますし、夜勤のプレッシャーからも解放されます。
ただ、日勤のみの仕事というと、給料面が心配という方もいますよね。
やはり夜勤手当がなくなるぶん、給料は下がりますが、今は慢性的な看護師不足の時代!
日勤のみで給料が高い職場もありますから、夜勤が辛く悩んでいる看護師は、一度検討してみても良いかもしれません。
人間関係が辛い
看護師は、人間関係が非常に重要な仕事です。
- 患者様
- ご家族
- 看護師
- 医師
- 他職種のスタッフ
など、関わる人物も多岐に渡ります。
そんな中、「人間関係が辛い…。」と悩む看護師が非常に多いのも現実です。
ただこの悩みは、大なり小なりどんな職場においても存在します。
看護師は同僚の年齢層も幅広く、価値観の違いから何かと衝突しやすい職種です。
歩み寄る方法でしか、その溝を埋めることはできません。
人間誰しも、突然価値観を変えるのは難しいですよね。
悩みを解決する働き方についても、段階を踏んで考える必要があります。
悩みを解決する働き方
Step1 上司やプリセプターに相談してみる
上司やプリセプターも同じ看護師!
人間関係が辛いという悩みは、過去に自分も通ってきた悩みの可能性が非常に高いです。
そして、上司やプリセプターにとってあなたは、『特別な存在』というところがポイント!
上司にとっても直属の部下ですし、プリセプターにとっては、人生で数名しか担当することのない可愛いプリセプティです。
相談を受ければ、親身になって考えてくれるでしょう。
ただ中には、上司やプリセプターに向いていない看護師もいますよね…。
相談するだけ無駄!
と感じるような人物像であれば、Step2以降を参考にしたほうが良いかもしれません。
Step2 異動願いを申請する
同じ部署にいる以上、一度こじらせた人間関係を修復するには、相当の時間と労力がかかってしまいます。
そんな時は、異動願い!
もしかしたら、他の部署では気の合う仲間に出会えるかもしれません。
ただ、同じ施設内にいる以上、顔を合わせたり、噂を流されてしまう可能性もありますから要注意です。
Step3 転職する
全く違う環境で働くことで、先ほどの同じ施設内であるがゆえの問題もなく、人間関係はまっさらな状態になるわけです。
一から構築できるのは、あなたにとってチャンスでもあります!
一度人間関係で失敗していれば、同じようなミスを繰り返さない方法も知っているということですよね。
ただ先ほどもご説明したように、人間関係の悩みは、大なり小なりどんな職場においても存在します。
それを受け入れ、相手と上手く付き合っていく方法を模索していく努力は必要です。
これは参考までにですが、一説によると、人間関係には黄金比が存在しているそうです。
自分を好きな人:自分を好きでも嫌いでもない人:自分を嫌いない人=2:6:2
つまり6割の人間は、自分にそれほど興味を持っていないということです。
ですから、2割の自分を嫌いな人とは距離を置き、6割の自分にそれほど興味のない人には、誤解されない&好感を持たれるように接するのが良いということですね!
能力不足でついていけない
同じ看護師でも、働く部署によって求められる能力はさまざまです。
急性期であれば、高度なスキルや知識・観察力・判断力が求められます。
慢性期であれば、コミュニケーションスキルや看取りの看護が多くなります。
また、外来やクリニックで働く看護師は、一人一人がある程度自立して仕事を回す能力が必要になります。
毎日大勢の患者様を看護するわけですから、忙しく、臨機応変な対応が求められます。
「能力不足でついていけない…。」という悩みは、特に急性期や忙しい職場で働く看護師が抱く悩みかもしれませんね。
悩みを解決する働き方
急性期や忙しい職場が不向きで悩んでいる場合、目指すは急変患者様が少なく、比較的高度な医療を要さないゆったりとした職場で働くことです。
- 療養型病棟
- 回復期病棟
- 精神科病棟(開放病棟)
これらの病棟は、手術や入院業務が少なく、比較的高度な医療も要しません。
急性期や忙しい職場に比べ、ゆったりと働くことができるでしょう。
ただこれらの病棟でも、急性期や忙しい職場とは違った大変さが求められることになります。
療養型病棟では、看護配置の関係で看護師の数が少なく、受け持ち患者様の数が増えます。
高齢者が多く、療養上のお世話が必要な患者様が多いため、力仕事が必要な場面も多いです。
また、看取りの看護が増えるという覚悟は必要です。
看取りの看護では、患者様のご家族との最期をどのように迎えていただくのか、看護師の配慮や声掛けが重要になります。
回復期病棟でも、リハビリを中心とした患者様が多いぶん、力仕事が必要になります。
精神科病棟では、心のケアが必要になりますから、患者様に寄り添い、より高いコミュニケーションスキルが求められるでしょう。
プライベートが充実しない
必死に仕事のことばかり考えていた新人時代を乗り越えると、ふと自分の人生を振り返る瞬間がありますよね。
「趣味の時間を増やしたいな~。」
「ゆっくり旅行に行きたいな~。」
疲れた…。
もっとプライベートの時間は欲しいと思っても…
- 残業が多い
- 連休が取りづらい
- 有給が貰えない
などの理由から、気付けば仕事中心の生活を送っているという看護師も多いでしょう。
悩みを解決する働き方
日勤のみで働く
日勤のみの職場は、比較的残業が少なく、固定休の場合がほとんどです。
休みの予定が立てやすかったり、連休になりやすいため、プライベートを充実させることができるでしょう。
また、残業が少ない職場であれば、仕事が終わってからの時間も有効活用することができますよね。
・病院外来
・クリニック
・デイサービス
・献血センター
・検診センター
これらの職場がおすすめです!
派遣で働く
派遣ナースは、期間限定で働くことができますから、趣味を優先させたいという看護師に向いている働き方です。
例えばサーフィンが趣味で、夏場はイイ波を追いかけて趣味を満喫し、冬場はガッチリ働く!というスタイルで働いている看護師もいますよ!
パートで働く
正社員雇用の場合、残業や責任ある仕事は率先してしなくてはなりませんよね。
パートの場合は、残業も少なく、時間的余裕も持てることから、プライベートの時間を作りやすい勤務形態といえるでしょう。
家庭と仕事の両立が難しい
結婚や出産を機に、ライフスタイルが変わり、家庭と仕事の両立が難しいと悩んでいる看護師は多いですよね。
特に小さいお子さんを抱えている場合…
「預け先どうしよう…。」
「また子供が熱出した!仕事休めるかな…。」
「夜勤で子供と離れるの心配…。」
こういった悩みと付き合っていかなくてはなりません。
悩みを解決する働き方
- 日勤のみで働く
- パートで働く
これは先ほど、『もっとプライベートの時間が欲しい』の悩みでもご紹介した解決策です。
日勤のみやパートで働くことができれば、残業も少なく固定休ですし、何より夜勤がありませんから、家庭と仕事の両立もしやすくなりますよね!
看護師の働き方で、ポジティブな悩みも解決!
看護師の働き方を考える上で抱える悩み…。
続いてご紹介するのは、『看護師のポジティブな悩み』と、それを解決する働き方です!
自分の進みたい分野で働きたい
ある程度基本的な仕事ができるようになると、自分の目指したい看護師像が見えてきますよね。
それに伴い、自分の進みたい分野が見つかった!という看護師もいるでしょう。
その進みたい分野が今の職場ではなかった場合、異動や転職を考えますよね。
ただ、今の環境を変え、前進していきたい気持ちはあっても、本当に異動や転職をするべきなのか、新しい環境でうまくやっていけるのかと葛藤する看護師は少なくありません。
そのため、ズルズルとやりがいを感じられないまま今の職場に留まり、「自分の進みたい分野で仕事がしたいのに…。」と悩みを抱え続けることになります。
悩みを解決する働き方
進みたい分野に異動・転職する
異動や転職すべきか悩む気持ちはよくわかります。
やりがいを感じられず、進みたい分野がわかっていながら働き続けるのはストレスですよね。
でも、自分の進みたい分野で仕事をするのが早ければ早いほど、あなたはそれだけ、その分野での経験年数を重ねることができ、早く自分の目指す看護師像に近づくことができるということです。
思い切った早めの決断が必要かもしれませんね!
憧れの土地で働きたい
リゾート地や都会、または田舎など、今とは違った土地に憧れを抱き、移住を考える看護師もいるでしょう。
ただ隣町に引っ越すのとは全く違います。
新しい環境に馴染めるのか、憧れだけで移住を決断して良いのか葛藤し、悩みを抱えることになります。
悩みを解決する働き方
派遣で働く
派遣ナースであれば、期間限定ですから、もしも「憧れの土地が思ったのと違った!」となっても、帰ってくればイイんです。
初めから派遣ナースであれば、採用側も長期雇用を見越しての人員とは考えませんから、職場に迷惑をかけることなく辞めることができます。
地域応援ナースとして働く
過疎地域などの田舎やリゾート地にある離島では、地域応援ナースを募集している職場があります。
こちらも派遣ナースと同様の短期雇用ですが、家具家電付きの住居を提供してくれたり、赴任費用を負担してくれるなど、『憧れの土地で働ける+メリットも多い』と好条件ですからおすすめです!
スキルアップを図りたい
スキルアップを図りたいという考え方は、看護師を大きく成長させる素晴らしい向上心の表れですよね。
どうしても同じ職場で長年働いていると、不満が出てしまうのは当然です。
現在働いている職場の診療科をもっと極めたい!と思っていても、扱う疾患が限られていたり、教育体制が整っていなければ、飛躍してスキルアップすることは難しいですよね。
「これ以上この職場で学べることはあるのかな…。」
「同じ診療科でも、他の病院に行ったほうが学びは多いんじゃないかな…。」
こうした状況に、悩みを抱える看護師は多いと言えるでしょう。
悩みを解決するための働き方
急性期病棟に異動する
急性期病棟では、高度な看護スキルや観察力・判断力が求められます。
そのため、スキルアップを図るには最適の病棟です。
また、同じ職場内の異動ですから看護体制も同様ですし、馴染みのスタッフも多いため、サポートを受けやすい環境で働き始めることができるでしょう。
大規模病院に転職する
大規模病院では、高度な医療を提供しているため、必然的に看護師にも高い能力が求められます。
また、教育体制も整っている場合が多いため、確実にスキルアップを図ることができるでしょう。
資格を活かす働き方をする
看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上あることと、そのうち3年以上認定看護分野の実務研修がある場合、認定看護師・専門看護師の資格を取得する権利を得ることができます。
もちろん、認定看護師や専門看護師の資格を取ることで、スキルアップを図ることができます。
また、今と同じ分野で他の病院に転職したい場合でも、これらの資格は有利に働きますから、取得して損のない資格でしょう。
まだ資格取得要件を満たしていない場合は、今後資格を取得することを見越して、資格支援制度のある病院に転職するのがおすすめです!
もっと給料の高い職場で働きたい
看護師は比較的高収入のイメージが強いかもしれませんね。
もちろん地域差もありますが、仕事内容を考えると満足していないという看護師は多いです。
そのため、「今よりもっと給料の高い職場で働きたい!」と考える看護師は少なくありません。
悩みを解決する働き方
超大規模病院に転職する
看護師の平均年収は、約480万円!
従業員数別に比較すると…
平均年収
1000人以上 約505万円
100~999人 約465万円
10~99人 約445万円
1000人以上の超大規模病院では、看護師の平均年収480万円を上回った年収を貰うことができます。
ただし、超大規模病院ともなると、看護師に求められる能力も高くなりますし、忙しいことは覚悟しなくてはなりません。
資格を生かした働き方をする
先ほどもご紹介した、認定看護師や専門看護師には、資格手当が支給される場合があります。
全国的に見ると…
・認定看護師:約30%
・専門看護師:約20%
の職場が、手当を支給しているんです。
スキルアップも図ることができて、給料もアップできるのであれば、ぜひ取得したい資格ですよね!
夜勤バイトをする
副職が許されている職場の場合、夜勤バイトをすることで給料をアップすることができます。
夜勤バイトの相場は、1回2~4万円ですから、効率的に給料を上げることができるでしょう。
ただ、無理をしすぎて体調を崩す可能性もありますので、決断は慎重にするようにしましょう。
非公開求人の職場で働く
大規模でなくても給料が高く、好条件の職場はありますよね。
こうした職場は、非公開求人になっているんです…。
非公開求人への応募方法は、次項で詳しくご説明します!
看護師の働き方を模索中のあなたは、『転職コンサルタント』を利用しよう!
看護師の働き方には、さまざまな方法があることがわかりました。
ここで気になるのが、先ほどご紹介した非公開求人についてですよね!
非公開求人は、看護師転職サイトに登録することで応募が可能です。
看護師転職サイトは、これまでの実績から、全国各地の職場と信頼関係で繋がっています。
どうしても好条件の求人の場合、応募が殺到してしまいます。
しかし、応募数が多いと、採用側も看護師を吟味する時間的余裕がなくなってしまいますよね。
そこで信用できる看護師転職サイトに、ある程度の応募者選定を任せているというわけです!
また、看護師転職サイトに登録すると、転職コンサルタントを利用することができます。
『看護師が抱く悩み』を解決する働き方ができるよう、あなたにピッタリ合う職場を紹介してくれるんです!
例えば…
- 夜勤が辛い→日勤のみで高収入の職場
- 人間関係が辛い→同じ年齢層の多い職場
- スキルアップを図りたい→好条件の大規模病院
自力で探すより、時間も労力も大幅カット!が可能ということです。
もちろん、転職コンサルタントと職場側には、独自のコネクションがありますから、あなたが聞きづらい質問や条件の交渉も任せて大丈夫!
何も心配することなく、悩みを解決する働き方ができるようになるということですね!
今回ご紹介した、『看護師の抱く悩み』。
あなたにも該当するものがあったかもしれません。
看護師の働き方はさまざま!
何より大切なのは、自分の悩みや要望を叶える職場を選ぶ勇気です。
何もせずに悩みは解決しません。
自分が一歩踏み出し、行動する勇気を持つことで、周りも、そして自分自身も変わることができます。
そのための手段として、異動や転職があります。
これを機にあなたも、一歩前へ!
自分らしい働き方ができる職場を見つけてみてはいかがでしょうか。
結論
- 看護師が抱く悩みを解決するためには、働き方を選ぶべし!そのための手段に、異動や転職あり!
- 悩みを解決するには、一歩踏み出し、行動する勇気を持つことが大切!
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執筆者情報
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