2年目の看護師が仕事に行きたくない!単純明快な解決法を伝授!
2年目の看護師が仕事に行きたくない原因と解決法について、今回はお話をしていきたいと思います。
「仕事に行きたくない・・・」
このように毎日悩んでいる2年目の看護師はあなただけではありません。
辛い1年目が終わって、ようやく2年目になった。
でも、あれ?
2年目になったら、楽になると思ってたのに、仕事に行きたくないと思っているのはなんで?
そこで今回は、仕事に行きたくないと悩む2年目看護師のために、原因と解決法をご紹介します。
これで、2年目看護師のあなたは仕事に行きたくない悩みを解決できて、楽しくやりがいのあるハッピー看護師ライフを送ることができますよ。
目次
2年目の看護師が仕事に行きたくないのはインシデントを起こすから
2年目の看護師が仕事に行きたくないのはなぜか?
まずはその根本的な原因を考えてみましょう。
2年目の看護師が仕事に行きたくない原因を突き詰めていくと、たいてい1つの原因に行きつきます。
その原因とは、
インシデントを起こすから!
2年目になると、インシデントを頻発する人が多くなります。
新人のころよりも、2年目になってからの方がインシデントが増えたという人はたくさんいます。
インシデントを起こすと、
「いつかもっと重大な医療事故を起こすかも」
「患者さんを死なせてしまうかも」
「私は看護師失格かも」
と思うようになり、2年目の看護師は仕事に行きたくないと思ってしまうのです。
2年目の看護師がインシデントを頻発するのはなんで?
2年目の看護師がインシデントを頻発してしまうのは、次の2つの条件が重なることが多いからです。
- 先輩に聞けない
- 重症患者を受け持つ
分からないことを先輩に聞けない状況で重症患者を受け持つと、2年目の看護師は、
「やり方がわからないけれど、きっとこれで良いんだよね?」
「あれもこれもやらなくちゃいけない!あぁあれも終わってない!これも終わってない!どうしよう、どうしよう、どうしよう、あぁわからない!」
こんな状況で仕事をすることになります。
そして、インシデントを起こしてしまうのです。
ということは、
- 先輩に聞けない
- 重症患者を受け持つ
この2つのどちらか一方だけでも解決することができれば、2年目の看護師が仕事に行きたくないとストレスをなくすことができる。
つまり、仕事に行きたくないと思わなくなるということです。
ほら!
2年目の看護師が仕事に行きたくないストレスを解決するための、一筋の光が見えてきました。
では、これからその一筋の光をたどって、2年目の看護師が仕事に行きたくない時の解決法を探っていきましょう。
2年目の看護師が「先輩に聞けない」のはなぜ?
2年目の看護師が仕事に行きたくない原因はインシデントを起こして、仕事が怖くなるから。
そして、インシデントを起こすのは、先輩に聞けない状況で重症患者を受け持つからでした。
では、「先輩に聞けない」のはなぜでしょうか?
これを考えていきましょう。
先輩に聞けない状況を作り出すのは、次の3つです。
1.先輩が怖い(先輩の要因)
2.先輩に嫌われたくない(自分自身の要因)
3.先輩に余裕がない(環境の要因)
この3つのうち、1つだけでも先輩に聞けない状況を作り出すことがあります。
さらに、1の「先輩が怖い」と2の「先輩に嫌われたくない」が重なると、2年目の看護師は先輩に聞けなくなります。
先輩が怖い(先輩の要因)
先輩が怖いと、2年目の看護師は先輩に聞けなくなります。
分からないことをちょっと聞いただけで、
「はぁ?あなた2年目だよね?そんなこともできないの?」
「使えない2年目看護師ってどうなの?去年1年間、何やってきたの?」
のように怒られ、嫌みを言われます。
分からないことを聞いたら、いつも怒られ嫌みを言われるなら、先輩に聞けなくなりますよね。
先輩に嫌われたくない(自分自身の要因)
誰だって、人から嫌われたくないと思うものです。
先輩に聞けない2年目看護師の心の奥底を見てみると、
先輩に嫌われたくない。
先輩に認めてもらいたい。
このような気持ちがあります。
先輩に聞いてしまったら、先輩に嫌われてしまうかもしれない。
先輩に聞いてしまったら、「できない看護師」の烙印を押されて、認めてもらえないかもしれない。
だから、2年目の看護師は、先輩に聞けないのです。
先輩に余裕がない(環境の要因)
2年目看護師が先輩に聞けないのは、先輩に余裕がないという理由もあります。
2年目看護師は重症患者を受け持つと、余裕がなくて、いっぱいいっぱいの状態になります。
2年目の看護師が重症患者を1人で完璧に受け持つなんて、看護スキル・経験的にまだ無理ですから。
そんな時には、助けを求めたくなりますよね。
でも、先輩も新人指導やリーダー業務、複数の重症患者の受け持ちなどあなた以上に余裕がない状態で仕事をしていることもあります。
そうすると、いくらその先輩が優しくても、いくらあなたが患者さんのためを思って、嫌われる勇気を持っていたとしても、先輩に聞けなくなります。
先輩に余裕がないと、先輩に分からないことを聞くどころか、ちょっと声をかけるたり、患者さんの状態を報告することもできなくなります。
先輩に余裕がないと、2年目の看護師が声をかけることすらできなくなるのです。
2年目のあなたが重症患者を受け持っている。
2年目看護師にとって、重症患者の受け持つをするのは荷が重い。
それなのに、先輩は2年目をフォローをするどころか、自分の仕事をするだけでいっぱいいっぱいになるのは、余裕がない。
この原因は何か?
それは人手不足です。
人手不足で、患者数・仕事量に対して看護師の人数が足りていないのです。
だから、先輩看護師も余裕がなく、2年目の看護師は先輩に聞くことができないのです。
2年目の看護師が仕事に行きたくないなら、自分を変えてみよう
2年目の看護師が仕事に行きたくないなら、まずはあなたの意識を変えてみましょう。
先輩に聞けない理由は、
- 先輩が怖い(先輩の要因)
- 先輩に嫌われたくない(自分自身の要因)
- 先輩に余裕がない(環境の要因)
この3つでしたよね。
この先輩の要因・自分自身の要因・環境の要因の3つの中で、一番簡単に変えられるのは自分自身、つまりあなた自身です。
あなたは今、先輩に嫌われたくない、認められたいという気持ちを持っていると思います。
だから、患者さんのために安全な看護をしたいと思っていても、先輩に聞くことができずに、インシデントを起こして、仕事に行きたくないと思ってしまうのです。
それなら、先輩に嫌われたくない・認められたいという気持ちを捨てちゃいましょう。
嫌われたくない、認めてもらいたいという気持ちはわかります。
でも、その気持ちがあると、インシデントを起こして、患者さんを危険にさらす。
そして、あなたは仕事に行きたくないというストレスを抱えることになる。
先輩に嫌われたくないから、患者さんを危険にさらし、あなた自身は大きなストレスを抱える。
これって不毛だと思いませんか?
先輩があなたの人生のすべてであるなら、まだ理解できます。
でも、先輩はあなたの人生のすべてではないですよね。
先輩VSあなた自身&患者さん
さて、どちらがあなたにとって大切な存在でしょうか?
考えるまでもありません。
先輩よりもあなた自身と患者さんのほうが大切な存在です。
だから、あなたは先輩に嫌われたくない気持ちを捨てちゃいましょう!
ムカつく言葉はスルーする!
先輩に嫌われたくないという気持ちを捨てて、勇気を持って先輩に聞いても、嫌味を言われたり、怒られたりします。
そんな時はスルースキルを発動しましょう。
聞きたくない言葉は耳に入れずにスルーしてください。
そうすれば、嫌な言葉は記憶に残らなくなり、ストレスは溜まりにくくなります。
ただ、先輩の言葉を全部スルーするのではなく、教えてもらったことはきちんと聞いてくださいね。
「はぁ?あなた2年目だよね?これはこうやるんだよ。そんなこともできないの?ここに注意してよね。インシデントを起こされると迷惑だから!」
と言われた場合、
こんな感じですね。
スルースキルの発動・停止の切り替えがポイントです!
そして、最後に「ありがとうございます!すみませんでした!」と言っておけばOKです。
上手にスルースキルを発動しておけば、先輩に怒られてもストレスは溜まりません。
将来の自分への投資と考える
いくら、先輩に嫌われても良いと思っても、怒られたり嫌味を言われたりするのは嫌ですよね。
誰だって、ネガティブなことを言われるのは嫌ですから。
ただ、先輩に聞くことは将来の自分への投資と考えておきましょう。
先輩に聞くことで、新たな看護知識・技術を身につけることができます。
これを繰り返すことで、あなたの看護師としての成長スピードは格段にアップします。
つまり、今ちょっと嫌な思いをしても我慢して先輩に聞くことは、あなた自身の看護師としての成長につながるのです。
今は準備期間。
そして、先輩に聞いて嫌な思いをするのは、投資をするのと同じです。
近い将来、あなたは「できる看護師になれる」という大きなリターンを得ることができるでしょう。
これは、ローリスク・ハイリターンの投資であり、確実にリターンがある投資です。
このように考えれば、先輩に怒られたり嫌味を言われても、ストレスは溜まりにくくなるでしょう。
ストレスが溜まってくる&どうしても聞けないなら転職を!
先輩に嫌われても良いから、患者さんと自分のために分からないことは先輩に聞こうと決心しても、それをずっと続けていくと、ちょっとずつストレスは溜まっていきます。
意識を変えて決心するだけでは、ストレスフリーにはなりません。
チリも積もれば山となる。
だから、ストレスも少しずつ積み重なれば、いつか爆発することになります。
そして、あなたが嫌われても良いと決心しても、先輩に余裕がなくて、声をかけるスキがなければ、わからないことを聞けません。
それに、先輩がとんでもなく怖ければ、あなたがどんなに頑張っても、声をかけようとしただけで、睨まれて怒鳴り散らされることもあります。
声をかけても、無視され続けることもありますよね。
あなたは頑張って自分自身を変えたとしても、どうにもならないことはあります。
でも、大丈夫!
あなたの仕事に行きたくないという悩みを解決できる方法はまだあります。
2年目の看護師が仕事に行きたくない時には転職という道を選びましょう。
- 分からないことは先輩に聞くことができる
- 重症患者がいない
このどちらかの条件を満たす職場に転職すれば、2年目の看護師は仕事に行きたくないストレスを完全に解決できます。
看護師2年目で転職して良いの?
転職できるの?
そんな疑問を持つ必要はありません。
2年目の看護師は転職してOKです!
詳しくは、こちらの記事で説明しています。
「2年目看護師の転職っていいの?答えはYES!転職で理想の看護師へ!」
2年目の看護師が仕事に行きたくない時の解決法は転職!
2年目の看護師が仕事に行きたくないなら、転職するという選択をするのもありです。
今の職場で自分なりに頑張ったけれど、どうにもこうにも仕事に行きたくない。
それなら、今の職場で我慢するよりも、転職して楽しく働いた方が絶対に良いと思いませんか?
今から2年目の看護師が仕事に行きたくないストレスを解消できる職場を紹介していきます。
人手がある病院+先輩が優しくフォローする病院へ転職しよう
2年目の看護師が、「先輩に聞けない」からインシデントを起こして、仕事に行きたくないと思っているなら、人手が十分にあって、先輩が優しく転職しましょう。
2年目の看護師が重症患者を受け持つ時、
- 人手がある
- 先輩が優しくフォローする
この2つの条件のどちらかでも欠けると、先輩に聞けないという状況が発生します。
だから、「人手が十分にある」、「先輩が優しくフォローする」の2つの条件は、どちらも欠けてはいけない絶対条件なんです。
人手不足ではなく、看護師の配置に余裕があれば、先輩は余裕を持って仕事をしますので、2年目の看護師が声をかけやすい環境になります。
2年目の看護師が重症患者を受け持つ時には、フォローをつけてくれますよね。
優しい先輩看護師が多く、先輩が後輩を丁寧に忍耐強く指導してくれる風土がある職場なら、2年目看護師は先輩に聞きやすくなり、重症患者の受け持ち時にインシデントを回避できます。
だから、2年目看護師は人手があって、先輩が優しくフォローする職場に転職すれば、重症患者を受け持っても、インシデントを起こさなくなり、仕事に行きたくないとは思わずに済むのです。
重症患者がいない職場へ転職しよう
2年目の看護師が仕事に行きたくないい時には、重症患者がいない職場へ転職するのもおすすめです。
仕事に行きたくないと思うのは、インシデントを起こすから。
そして、2年目の看護師がインシデントを起こすのは、
- 先輩に聞けない
- 重症患者を受け持つ
この2つの条件が重なった時に多いんです。
それなら、重症患者がいない職場に転職すれば、すべてスッキリ解決します。
<重症患者がいない職場>
- 療養型病院
- 回復期リハ病院
- クリニック
- 介護施設
これらの職場なら、重症患者はいませんから、インシデントを起こすリスクは低くなり、2年目の看護師が仕事に行きたくないとは思わなくなります。
転職後も怒られる勇気は持つべき!
2年目の看護師が仕事に行きたくない時には、
- 人手がある病院+先輩が優しくフォローする病院
- 重症患者がない職場
この2つのどちらかに転職すれば、ストレスから解放されます。
ただ、1つだけ覚えておいてもらいたいのは、転職後も嫌われたくないという気持ちを捨て続けること、つまり嫌われる勇気・怒られる勇気を持つことです。
人手に余裕があって、先輩が優しい病院でも、重症患者を受け持つ時には自分から積極的に聞く姿勢を持っていないと、「フォローの先輩がやってくれるはず」と思い込んで、結局はインシデントを起こすことになるかもしれません。
また、たまたま先輩の機嫌が悪いこともあるでしょうし、どこの病棟にもお局看護師は1人や2人はいるものです。、
重症患者がいない職場でも、あなたはまだ2年目ですから、わからない業務・病態・薬剤などはあるでしょう。
そういう時には、先輩に自分から聞かなくてはいけませんので、2年目の看護師は怒られる勇気を持って、先輩に嫌われても良いと思っておく必要があるのです。
2年目看護師が仕事に行きたくないなら看護師転職サイトを使おう
2年目の看護師が仕事に行きたくない時の原因と解決法を説明してきました。
あなたが怒られる勇気を持っても、今の職場で解決できないなら、
- 人手がある病院+先輩が優しくフォローする病院
- 重症患者がいない職場
この2つのどちらかの職場に転職しましょう。
でも、ここで疑問が出てくると思います。
それは、「人手があって、先輩が優しい職場ってどこ?どうやって探すの?」ということです。
「そもそも人手がある病院なら、求人なんて出てないんじゃないの?」と思った人もいるでしょう。
この疑問を解消してくれるのが、転職サイトです。
転職サイトを使えば、転職コンサルタントが患者数や仕事量に対して、看護師の配置人数に余裕はあるかどうかや、職場の雰囲気・人間関係、指導体制などを調べてくれます。
また、その病院はずっと長く求人を出しているのか、欠員が出てたまたまタイムリーに求人が出たのかも、転職コンサルタントが教えてくれます。
だから、転職サイトを使えば、「人手がある病院+先輩が優しくフォローする病院」を確実に見つけることができるのです。
重症患者がいない職場も、転職サイトを使えば、2年目看護師の採用実績や指導体制、職場の雰囲気や人間関係などを詳しく調べてくれますよ。
転職サイトは無料で利用できますので、気軽に使ってみてください!
執筆者情報
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